x はガンマ分布 G(α,λ) に従い、 y はガンマ分布 G(β,λ) に従い ( λ は共通)、x と y は独立とする。 w=x/(x+y),z=x+y と変数変換するとき、 w と z がどのような確率分布に従うのかを考える。
x と y は独立だから、それらの同時確率密度関数は x と y の周辺確率密度関数の積になる。
f(x,y)=Γ(α)Γ(β)λα+βxα−1yβ−1e−λ(x+y) 変換式を x と y について解くと x=wz, y=(1−w)z となる。
これより, ヤコビアンは J=z となる.
J=∣∣∂w∂x∂w∂y∂z∂x∂z∂y∣∣=∣∣z−zw1−w∣∣=z(1−w)+wz=z また, x:0→∞,y:0→∞ のとき w:0→1, z:0→∞ である. したがって, 変換後の w と z の同時確率密度関数は, Γ(α)Γ(β)= Γ(α+β)B(α,β) を用いて, 次のようになる.
fwz(w,z)=Γ(α)Γ(β)λα+β(wz)α−1{(1−w)z}β−1e−λzz={Γ(α+β)λα+βzα+β−1e−λz}{B(α,β)1wα−1(1−w)β−1} 上式はガンマ分布 G(α+β,λ) の確率密度関数とベータ分布 Be(α,β) の確率密度関数 ((11.26) 式を参照) の積になっている. fwz(w,z) を w のとううる範囲で積分することにより z の周辺分布はガンマ分布 G(α+β,λ) となり, z のとりうる範囲で積分 すれば w の周辺分布はべータ分布 Be(α,β) となる. また, w と z は,同時確率密度関数が周辺確率密度関数の積になるので独立である。