ベクトル空間 V からベクトル空間 W への線形写像全体の集合を Hom(V,W) と 表す。特に、 W=R のとき、 Hom(V,W) は問 17.6 で扱った V の双対空間に一致 する。 f,g∈Hom(V,W),c∈R とし、 V から W への写像 f+g,cf をそれぞれ
(f+g)(x)=f(x)+g(x),(cf)(x)=cf(x)(x∈V) により定める。このとき、 f+g,cf∈Hom(V,W) となり、 Hom(V,W) はベクトル 空間となる。なお、 V の線形変換全体の集合 Hom(V,W) は End(V) とも表す (End は「自己準同型写像」を意味する英単語”endomorphism”を略したものである)。
{a1,a2,⋯,an},{b1,b2,⋯,bm} をそれぞれ V,W の基底、 A,B をそれぞれ 基底 {a1,a2,⋯,an},{b1,b2,⋯,bm} に関する f,g の表現行列とする。
基底 {a1,a2,⋯,an},{b1,b2,⋯,bm} に関する f+g,cf の表現行列を求めよ。