問1¶
2 次の正方行列 を考える。
は対角化可能であることを示せ。
が対角行列となるような正則行列 を 1 つ求めよ。
は対角化可能であることを示せ。
行列が対角化可能であるとは、の固有ベクトルがの基底であることと等しい。
(1) の固有ベクトルを求める
の固有値は、
相異なる固有値とそれに属する固有ベクトルが存在するため、これらはの基底となる。(固有ベクトルが基底となっていれば対角化可能であるという)定理により、は対角化可能である。
が対角行列となるような正則行列 を 1 つ求めよ。
Source
import sympy as sp
A = sp.Matrix([
[1, 3],
[2, 2]
])
P = sp.Matrix([
[-3/2, 1],
[1, 1]
])
P.inv() @ A @ POutput
Source
import sympy as sp
A = sp.Matrix([
[1, 3],
[2, 2]
])
print("λ=", A.eigenvals().keys())
print("x=", A.eigenvects())
Output
λ= dict_keys([4, -1])
x= [(-1, 1, [Matrix([
[-3/2],
[ 1]])]), (4, 1, [Matrix([
[1],
[1]])])]
問2¶
次の文章は、「対角化可能なべき零行列は零行列である」ことの証明である。証明文中の を埋めよ。
固有値
正則
零行列
問3¶
3 次の正方行列 は上三角行列なので、 の固有値 は (重解),2の2個であることがわかる。
は対角化可能であることを示せ。
が対角行列となるような正則行列 を 1 つ求めよ。
は対角化可能であることを示せ。
したがって、対角化可能であることの必要十分条件のひとつである
「固有空間の次元数の総和と行列の次元数が一致する」
あるいは
「に個の1次独立な固有ベクトルが存在する」
を満たすため、は対角化可能である。
が対角行列となるような正則行列 を 1 つ求めよ。
Source
import sympy as sp
A = sp.Matrix([
[1, 1, 1],
[0, 2, 1],
[0, 0, 1]
])
P = sp.Matrix([
[1, 0, 1],
[0, -1, 1],
[0, 1, 0]
])
P.inv() @ A @ POutput
Source
e = A.eigenvects()
print(e)
P = sp.Matrix(e[0][2] + e[1][2]).reshape(3,3).T
P.inv() @ A @ POutput
[(1, 2, [Matrix([
[1],
[0],
[0]]), Matrix([
[ 0],
[-1],
[ 1]])]), (2, 1, [Matrix([
[1],
[1],
[0]])])]
問4¶
2 次の正方行列 が対角化可能であるための必要十分条件は であることを示せ。
とおく。
は対角化不可能 を示す。
の固有値を求めると、
より、である。
が対角化可能であることと同値の条件のひとつは「の各固有値に対応する固有空間の次元の総和がの次数2と等しい」である。 の固有値は1つ()のみであるため、が対角化可能であれば、対応する固有空間の次元は2である。
のとき、
より、
となる。 もしであればとなり、固有空間の次元は
となり、の次元数とは異なるため対角化可能にならない。
Source
import sympy as sp
A = sp.Matrix([
[1, 0],
[0, 1],
])
P = A
P.inv() @ A @ P