実験デザイン#
Randomized Experiments (without interference)#
古典的なRCTでは、母集団の各ユニット
これらの潜在的結果はSTUVA条件のもとで、処置割当
処置割当がランダムだとすると、平均因果効果
ここで
SUTVAの下で、strictly positiveな(
となる。ここで
標準誤差#
となる。ここで
となる。ここで
interference#
標準的なRCTはno-interferenceの仮定あるいはSUTVAを仮定する。
interference(干渉?)が存在する場合、あるユニットの処置割当
一般に、潜在的結果は
観測できるのは1つの処置ベクトル
interferenceの制約#
これまで考えられてきている制約は2種類のクラスに分けられる。
ユニット
の潜在的結果 が の部分集合にのみ依存する母集団の一部のユニットに割り当てられた処置のみがユニット
の結果に影響を与えるAronow & Samii(2017)が exposure mappings と呼ぶもの
Ogburn & VanderWeele(2014)が direct interference と呼ぶもの
例:ランダムに選ばれた借り手に、借家が無料でキャンセルできる権利がオファーされる実験を考える。特定の街の借家が無料のキャンセル権とともに来ることが、同じ街の他の物件の賃貸に影響を与えるかもしれない。しかし他の街には影響を与えないと考えられる。
例:教育の場合でも、interferenceが同じクラスや同じ学校の学生の範囲に制限され、その範囲を超えないと仮定するのは合理的な事が多い
ユニット
の結果に影響を与える他のすべてのユニットへの処置の可能性を許容するこの設定のもとでは、interferenceは処置を通じてではなく結果を通じていくものと仮定される
例:処置がワクチンとする。もし個人
が自身の処置に影響を受ける場合、個人 の結果は異なる個人 の処置に依存する。個人
の処置が個人 の感染状態に影響を与えない限り、個人 は個人 が処置を受けたかどうかは気にしない
Ogburn & VanderWeele(2014)が interference by contagion と呼ぶもの
このタイプのinterferenceは識別に追加の仮定を必要とする:例えばユニット
と の距離を測れば、その距離はスピルオーバー効果の大きさを無視できると仮定するのに合理的なものかもしれない
Cluster Interference#
典型的なタイプのinterferenceで、direct interference(潜在的結果の依存が割当ベクトルの部分集合に制約される)の代表。
この設定の下での重要な仮定は、ユニットの母集団が事前にクラスターに分割できるというもの。
この分割されたクラスターは、特定のクラスターのユニットの結果が同じクラスター内の他のユニットが受けた処置にのみ影響を受ける。
言い換えれば、interferenceは各クラスター内なら制限がなく、異なるクラスタのユニット間にはinterferenceが起きないというもの。
この状況の例:
教育:ある生徒の結果が同じクラスの別の生徒の処置の影響を受ける
労働市場:職業訓練プログラムのような介入が存在し、特定の個人の結果が同じ労働市場の他の個人の訓練状況に影響を受ける
定式化:
ユニット
クラスターの干渉の仮定は、ユニット
Network Interference#
Bajari et al. (2023). Experimental design in marketplaces. Statistical Science, 1(1), 1-19.
Multiple Randomization Designs (MRDs)#
処置がpairs of populations(例えば買い手と売り手、ドライバーと乗客、貸し手と貸与物)に割り当てられる状況を扱う