応用数学 ch1メモ(最小二乗法)#
金谷健一. (2003). これなら分かる応用数学教室: 最小二乗法からウェーブレットまで.
目的:一部の例題の行間を埋めて、論理の飛躍無く説明できるようにする
最小二乗近似#
任意の関数
例題#
例題1.7#
p.12 例題1.7
【例 1.7】
(解)
当てはめる
となる
によって定める. それには
を解いて
これを 0 と置いて
これを解いて
当てはめる
となる
によって定める. それには
を解いて
とおくと、微分の線形性(和の各項ごとに微分の操作ができる)と合成微分の連鎖律より、
となり、
よって
なので、式を
これを 0 と置いて
よって次の正規方程式を得る.
これを解いて
例題1.11#
p.24 例題1.11
【例 1.11】ベクトル
(解)
式(1.75)のように置き,
を解いて
この式中の
これを 0 と置いて
これを解いて
式(1.75)のように置き,
を解いて
ベクトルの和の内積は、
となるため、式(1.75)は次のように変形できる。
この式中の
となる。
を 0 と置いて
これを解いて
について
内積の性質
より、
となるため、
となる。
と演算子を定義すれば、
が成り立つ