練習問題メモ 20(固有値と固有ベクトル その2-一般の線形変換の場合-)#
問1#
写像
により定めると、
Tip
情報整理
多項式:
基底:
→ これらの線形結合で を生成するため
表現行列は
を満たす行列
より、
なので、あてはまるように
なので、表現行列は
行列表現の固有値でよさそう?
を満たす
は
より
から、
固有空間
は
より
から、
固有空間
import sympy as sp
# Define the matrix
matrix = sp.Matrix([
[1, 1, 0],
[0, -1, 2],
[0, 0, 1]
])
# Calculate the eigenvalues
eigenvalues = matrix.eigenvals()
print("λ=", eigenvalues.keys())
print("x=", matrix.eigenvects())
λ= dict_keys([1, -1])
x= [(-1, 1, [Matrix([
[-1/2],
[ 1],
[ 0]])]), (1, 2, [Matrix([
[1],
[0],
[0]])])]
問2#
により定める。
は の部分空間であることを示せ。 を
により定める。
は の部分空間であることを示せ。
(1)
(2)
(3)
(1)~(3)より、部分空間の定義を満たすため、
は の基底であることを示せ。
Tip
ベクトル
線形独立であること、すなわち
となるのは のときのみ を生成する。つまり、他の を で表すことができる
とおくと、
より、
となる。よって1次独立である。
また、
を
したがって、
問3#
写像
により定めると、
表現行列は
を満たす行列
なので、表現行列は
固有方程式
を解くと、
import sympy as sp
# Define the matrix
matrix = sp.Matrix([
[3, 1/2, 1/3],
[0, 2, 0],
[0, 0, 2]
])
# Calculate the eigenvalues
eigenvalues = matrix.eigenvals()
print("λ=", eigenvalues.keys())
print("x=", matrix.eigenvects())
λ= dict_keys([3.00000000000000, 2.00000000000000])
x= [(3.00000000000000, 1, [Matrix([
[1.0],
[ 0],
[ 0]])]), (2.00000000000000, 1, [Matrix([
[-0.5],
[ 1.0],
[ 0]])]), (2.00000000000000, 1, [Matrix([
[-0.333333333333333],
[ 0],
[ 1.0]])])]
問4#
は同型写像、すなわち、 は全単射である。【 問 17.4】 は を固有値として持たない。
前提となる定理1 正則性と同値な条件
は正則である。 の階数標準形は単位行列である。同次連立 1 次方程式
の解は自明な解のみである。任意の
次の列ベクトル に対して、連立 1 次方程式 の解が一意的 に存在する。
[証明]
線形変換