文章作成#
驚き最小原則#
文章を読むとき、無意識に先の展開の予測を行っている。 読み手の予測と実際の文章とのギャップを最小に保つように書くことで、読みやすい文章になる。
パラグラフ・ライティング#
パラグラフとは、日本語の「段落」に相当するもの。
パラグラフ・ライティング は、パラグラフの構造を意識した文章記述手法。
英語の論述において発達した手法で、日本語にも適用可能
用語#
トピック・センテンス:読み手に内容の見通しを与えるために、そのパラグラフで何を述べるかを一文で述べたもの。
サブ・センテンス:トピック・センテンスで提示された内容を展開する文章。言い換え、具体例、語句の説明などを行う。
(コンクルーディング・センテンス):パラグラフの最後に置く、パラグラフのまとめの文。あってもなくてもいい。
京都市内では、LUUPとよばれる電動マイクロモビリティが広く普及している。LUUPとは、電動キックボード・電動自転車のシェアサービスのことである。スマホ一つ持っていれば、街中に設置された電動自転車に簡単に乗り降りすることができる。その利便性等が評価され、京都市と連携しながら更なる設置が進められている。
「京都市内では、LUUPとよばれる電動マイクロモビリティが広く普及している。」…トピック・センテンス
「LUUPとは、電動キックボード・電動自転車のシェアサービスのことである。スマホ一つ持っていれば、街中に設置された電動自転車に簡単に乗り降りすることができる。」…サブ・センテンス
「その利便性等が評価され、京都市と連携しながら更なる設置が進められている。」…コンクルーディング・センテンス
パラグラフ・ライティングの大原則#
トピック・センテンスは、原則としてパラグラフの文頭に置く。
→ 各パラグラフの1文目を読んでいけば、文章全体のアウトライン(要約)になるように
1つのパラグラフの中での主張は1つに留める。
参考#
技術ブログの書き方#
記事テーマの考え方#
よくある記事のテーマは以下のいずれかで、例えば学習ログ系はチュートリアルのどのへんが詰まりやすいかなどを書けば後の初学者に役立つ。
学習ログ&チュートリアル体験記
バグハント記事
環境構築ガイド
学んだ教訓記事
プログラミング言語の乗り換え記録
システム開発の舞台裏
技術トレンドの考察
技術の性能比較と検証
5段階のアイデア創出プロセスのうちどこが欠けているのかを考えて対応する。例えば資料の収集が不足しているならインプットに努めるなど。
資料を収集する - 特定のテーマに関する専門知識と、幅広い一般知識の両方を集める
資料を噛み砕く - 集めた情報を様々な角度から検討し、関係性を探る
問題を放棄する - 一度意識的な思考から離れ、無意識に働かせる
アイデアが訪れる - 何気ない日常の瞬間(シャワー中やトイレなど)に閃きが生まれる
アイデアを現実に連れ出す - 閃いたアイデアを忍耐強く形にする
(ジェームス・W・ヤング『アイデアのつくり方』)
防御力の高い文章#
「この条件下ではこの結果を得た」など論文のように書く
主観的な表現と限定的な主張
防御力の低い表現: 「XXフレームワークはYYフレームワークより優れている」
防御力の高い表現: 「私のプロジェクトでは、このユースケースでXXフレームワークが適していました」
コンテキストと限界の明示
防御力の低い表現: 「この方法でデータベース処理が30%速くなる」
防御力の高い表現: 「XXデータベース14.5、16GBメモリ環境、約500万レコードのデータセットで、私のケースでは処理時間が約30%改善。ただし、より大規模なデータでは異なる結果になる可能性があります」
根拠と出典の明示
防御力の低い表現: 「このアプローチは処理速度が20倍向上する」
防御力の高い表現: 「XX社の2024年1月の技術レポート(参考リンク)によれば、このアプローチでは平均20倍の処理速度向上が報告されています」
実体験と具体例の活用
肯定的なものを中心に語る