置換#
一般の
とする。写像
置換
つまり
であるとする。このとき
と表す。
置換についての注意点#
1. 順番は入れ替えても問題ない
上下の組(対応関係)が変わらなけば順番は変えて書いても問題ない。つまり
である
2. 重複する組は省略できる
置換の積#
集合
も全単射であり、
のとき
例:
単位置換#
すべての文字を動かさない置換
を 単位置換 あるいは 恒等置換 という
逆置換#
任意の置換
を
置換の積の演算#
置換の積について、以下が成立する
(結合法則)任意の
に対して(単位元の存在)任意の
に対して ( は単位置換)(逆元の存在)任意の
に対して
置換全体は「群」になる
上記の定理1,2,3を満たす演算が与えられた集合を 群 という。
したがって、
巡回置換#
のように一巡させる置換
を 巡回置換 といい、
と書く。
例:
は
定理
任意の置換は共通の文字を含まないいくつかの巡回置換の積として表される。この表し方は積の順序を除いて一意的である。
証明
例えば1からはじめて
もし仮に、再び登場するのが1でない(
置換は単射なので、1から始めてもどってくる最初の数は1になる。
このことから巡回置換
残りの数においても同様に巡回置換が得られ、この操作は有限回で終わるので、
例:
は例えば1から始めると
残りの2,4についても
なので
互換#
巡回置換のうち、特に2文字の巡回置換
定理
巡回置換
例:
置換の符号#
置換
とおき、
例:
ゆえに
例:
なので
符号の定義の無矛盾性#
置換を互換の積として表す方法は1通りではない
例:
1から始めた場合
置換の符号が矛盾なく定義されることを理解するためには
置換による多項式の変換
差積
というコンセプトを理解する必要がある
置換による多項式の変換#
すなわち
である
が成り立つ。
例:
とすると
したがって
差積#
補題
定理
任意の置換