経済成長

経済成長（economic growth）は一国の1人あたりGDPの増加率で測られる。

生産性と集計的生産関数

集計的生産関数

\[ Y = A \times F(K, H) \]

• \(Y\)：GDP

• \(A\)：技術水準（経済で利用できる知識と生産の効率性を含む）

• \(F(K, H)\)：物的資本と労働の関数（コブ・ダグラス型関数など）

• \(K\)：物的資本ストック。生産機械や建物・土地など。

• \(H\)：労働総効率的単位、労働者数\(L\)と労働生産性あるいは労働者の人的資本の平均\(h\)の積\(H=L\times h\)

コブ・ダグラス関数を用いて

\[ Y = A \times F(K, H) = A \times K^{1/3} \times H^{2/3} \]

としたりする（経験的に国民所得のおよそ3分の2は労働に、3分の1は物的資本に振り分けられることが知られている）

経済はどのように成長するのか？

集計的生産関数

\[ Y = A \times F(K, H) \]

→ 物的資本\(A\)、労働の総効率単位\(H\)（人的資本の向上など）、技術の進歩\(A\)を通じてGDPを増加させることができる