確率#
標本空間#
確率は世の中で観測される事象に対して定義されるため、まず事象を数学的に記述する。
「六面サイコロを1個投げたときの出目」のような事象(event)の集合
を 標本集合 (sample set) と呼ぶ。また試行の結果得られたものを 標本(sample) と呼ぶ。
事象:σ-加法族#
定義(σ-加法族)
標本空間
以下の (1), (2) を満たすとき、
(1) 任意の
(2)
有限加法族
(3)
Note
有限加法族の「有限」とは、有限回の集合演算に対して閉じていることを意味する。
すなわち、任意の
σ-加法族だと無限回の集合演算に閉じてるということ。
定義(事象)
σ-加法族
定義(可測空間)
標本空間
このとき、 事象(
ただし、なんでもいいわけではなく、例えば
実用的なσ加法族としてボレル集合族というものがある。
ボレル集合族#
標本空間
区間の集合
を考える。ただし
これに対し、
とすると、これは有限加法族である。このような
定義
標本空間
(i)
(ii)
このとき、
上記の区間集合で定義された
と書かれる。
一般化して
に対して
が得られる
確率変数#
標本の元
例えば
(少なくとも清水 (2021) では)以下の略記法が用いられる。
記法:写像
また,
定義(確率変数)
可測空間
を満たすとき、
※randam variableの訳語は「確率変数」だが、確率の定義に踏み入らずに定義される。
確率変数は可測関数#
確率変数は測度論における可測関数のこと。
定義(可測関数)
可測空間
を満たすとき、
よって確率変数は
定理
証明
を得る。 最後は
確率#
頻度論的確率#
日常的に使われる確率の定義は
で、これはラプラスによる 頻度論的確率 と呼ばれる定義。
公理論的確率#
コルモゴロフによる公理主義的な確率
定義:確率の公理1
有限加法族
(全確率)
(有限加法性)
が を満たせば