漸近オーダーの表記法#
ランダウの記号#
ランダウの記号(Landau’s symbol)は関数や数列の漸近挙動を大まかに把握するときに使われる記法。
例えば
という関係があるが、
このように漸近的(
と書く。
(定義) スモール・オーダー
数列
と書き、
(定義) キャピタル・オーダー
数列
となるとき、
と書き、
特に、
と書いて、
例:無限小#
ある
と記す。とくに
と記す。
とくに
と記す。
これは
確率的ランダウの記号#
ランダウの記号の確率バージョン
(定義) スモール・オーダー
確率変数列
と書き、
例:
と書くことができる。
(定義)確率有界
確率変数列
を満たすとき、
と書く。
は supremum(上限)任意の
について上限の が の極限で0になる?
確率変数
(定義) キャピタル・オーダー
確率変数列
のように書き、
特に、
と書いて、
(
例: -consistency#
ある推定量
である(
参考文献#
清水泰隆(2021)『統計学への確率論,その先へ』