逆行列の計算量#
計算量#
逆行列の計算量 まとめ
行列式を使う場合:おそらく
Gauss-Jordanの掃き出し法:
LU分解してから逆行列を求める:
行列式を使う場合#
から計算する場合、おそらく
行列式の計算量
(1) 愚直に計算した場合 →
という行列式の定義から、置換の集合
(2) 効率化した場合 →
「行列Aのi行から、j行の定数倍を引いても、行列式の値は変わらない。」という性質を使って上三角行列に変形してから行列式を計算する。三角行列への変換は
(参考:Tech Tips: 行列式の計算)
余因子行列の計算量
余因子行列は「
掃き出し法による計算#
教科書的な方法でありながら、行列分解による方法と計算量が大差ない(=結構効率的)
LU分解してから解く#
LU分解におよそ
よって
行列が対称正定値行列のときのみ使える方法#
正規方程式の
コレスキー分解#
LU分解の代わりにコレスキー分解
共役勾配法#
連立一次方程式
の
の最小化と一致するので、
連立1次方程式:共役勾配法 - PukiWiki for PBCG Lab
ただし、共役勾配法などの反復解法全般の特徴として以下がある
解がうまく収束する場合、計算量が直接解法より大幅に削減できる
収束しない場合もある
事前に収束回数はわからない
参考文献#
伊理正夫 & 藤野和建 (1985) 『数値計算の常識』