練習問題メモ 16(基底変換)

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練習問題メモ 16(基底変換)#

問1#

a1,a2,a3,vR3 を a1=(211),a2=(121),a3=(112),v=(123)

により定める。問 14.1 の 2 の(ア)より、 {a1,a2,a3}R3 の基底である。 基底 {a1,a2,a3} に関する v の成分を求めよ。

v=x1a+x2a2+x3a3=x1(211)+x2(121)+x3(112)=(211121112)(x1x2x3)
[A|v]=(211112121123)=(121221111123)(12)=(121203131123)122=(121203130111)13=(121201570111)342=(121201570046)23=(121201570016/4)31/4=(121201014/2+15/20013/2)352=(1204/23/20101/20013/2)31=(1001/20101/20013/2)221
v=(121232)

問2#

a1,a2,a3,b1,b2,b3R3

a1=(012),a2=(103),a3=(230)b1=(211),b2=(121),b3=(112)

により定めると、 {a1,a2,a3},{b1,b2,b3} はともに R3 の基底である。 基底変換 {a1,a2,a3}{b1,b2,b3} の基底変換行列を求めよ。

基底変換行列をPとおくと

(b1,b2,b3)=(a1,a2,a3)P

すなわち

(211121112)=(012103230)P

Pを求める。

B=AP

とすると、

P=A1B

なので、A1を求める

逆行列(A1A=Iの解)を吐き出し法で解く

[AI]=(012100103010230001)
  1. 行2と1を入れ替える

(103010012100230001)
  1. 行1を2倍して第3行から引く

(103010012100036021)
  1. 第2行を3倍して第3行から引く

(1030100121000012321)
  1. 第3行を-1/12倍する

(1030100121000011416112)
  1. 第3行を3倍して第1行から引く

(1003412140121000011416112)
  1. 第3行を2倍して第2行から引く

(1003412140101213160011416112)

左側の行列が単位行列になったので、右側の行列が逆行列となる

A1=(3412141213161416112)

よって

P=A1B=(3412141213161416112)(211121112)=(341214560127121214)

[A|I]を作って[I|A1]として解くより、[A|B]の両辺に逆行列をかけるかんじで[I|A1B]とかで得といい

問3#

次の□を埋めよ

{a1,a2,,an},{b1,b2,,bn},{c1,c2,,cn}n 次元ベクトル空間 V の基底、 P,Q をそれぞれ基底変換 {a1,a2,,an}{b1,b2,,bn},{b1,b2,,bn}{c1,c2,,cn} の基底変換行列とする。このとき、

(b1b2bn)=(a1a2an)[1](c1c2cn)=(b1b2bn)[2]

と表され、さらに、

(c1c2cn)=(a1a2an)[3]

と表される。よって、基底変換 {a1,a2,,an}{c1,c2,,cn} の基底変換行列は [3] である。

一方、逆の基底変換 {c1,c2,,cn}{a1,a2,,an} の基底変換行列は ([3])1=[4] である。

.[1]=P[2]=Q[3]=PQ[4]=Q1P1(AB)1=B1A1

問4#

{a1,a2},{b1,b2} を 2 次元ベクトル空間 V の基底とし、 vV とする。

  1. 基底 {a1,a2} に関する v の成分 x1,x2 の定義を書け。

  2. 基底変換 {a1,a2}{b1,b2} の基底変換行列 P の定義を書け。

  3. 1, 2 の x1,x2,P がそれぞれ

x1=1,x2=2,P=(1101)

により与えられるとき、基底 {b1,b2} に関する v の成分 y1,y2 を求めよ。

  1. 基底 {a1,a2} に関する v の成分 x1,x2 の定義を書け。

vの成分x1,x2とは、基底の線形結合により表現される際の係数のこと。すなわち

v=x1a1+x2a2=(a1a2)(x1x2)

x1,x2のこと。

  1. 基底変換 {a1,a2}{b1,b2} の基底変換行列 P の定義を書け。

ベクトル空間Vの基底を別の基底に写像する行列のこと、すなわち

(b1,b2)=(a1,a2)P

となるPのこと

  1. 1, 2 の x1,x2,P がそれぞれ

x1=1,x2=2,P=(1101)

により与えられるとき、基底 {b1,b2} に関する v の成分 y1,y2 を求めよ。

定理より、

(x1x2)=P(y1y2)

よって

P1(x1x2)=(y1y2)

とすれば求められそう

[P|I]=(11100101)=(10110101)
P1=(1101)

よって

(1101)P1(12)(x1x2)=(y1y2)=(12)
別の方法を探した場合
(a1,a2)=(a11a12a21a22)

とすると

(b1,b2)=(a1,a2)P

(b1,b2)=(a11a12a21a22)(1101)=(a11a11+a12a21a21+a22)
v=a1+2a2=(3a11+2a123a21+2a22)
v=y1b1+y2b2=(b11b12b21b22)(y1y2)
(3a11+2a123a21+2a22)=(a11a11+a12a21a21+a22)(y1y2)
[B|v]=(a11a11+a123a11+2a12a21a21+a223a21+2a22)