ロジカルシンキング#
ロジカルシンキング(Logical Thinking) は物事を論理的に筋道立てて考え、矛盾のない結論を導く思考法のこと。
論理展開の基本パターン#
帰納法#
事例の共通点を取り出して一般化する思考法
演繹法#
前提をもとに結論を導く思考法
情報の整理・構造化のフレームワーク#
フレームワーク としてはロジックツリーないしピラミッドストラクチャーがよく用いられる
ロジックツリー#
問題を木構造に分割して整理する。
→ 売上 = 客数 × 客単価 × 購買頻度、と構成要素を分解していき、各要素に対する施策を検討。
ロジックツリー作成のポイント
同じレイヤーは同じカテゴリや同じ粒度の概念に揃える
100%ルール
分割した子ノードを足し合わせたら親ノードと合致するか?親ノードを抜け漏れなく分解できているか?を確認する
「その他」の子ノードを適度に活用する(濫用はいけないが、細かい要素も全部挙げていったらキリがない)
7 x 7 ルール
深さは最大7まで、枝も最大で7個までにする
MECE(ミーシー)#
MECE(Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive) :漏れがなく、重複もないこと。
ある物事を考えるときにロジックツリーを使う場合、漏れなくダブりなく要素を分解する必要がある。
例えば「利益」を構成する枝は「売上」「費用」なら妥当だが(利益 = 売上 - 費用のため)、費用が欠けていたり、「売上」「費用」「コスト」と重複があっても不適切
ピラミッドストラクチャー#
ピラミッドストラクチャー :結論をトップに置き、その下に理由・根拠を階層的に整理。
ピラミッドストラクチャーをセルフチェックするための問い
So What(だからなんなのか) :前提を元に導かれる結論を考えるための問い
Why So(なぜそう言えるのか) :結論が導かれる道筋を確かめるための問い
伝え方 - ロジカルコミュニケーション#
ロジカルシンキングに相手の視点(相手が持っている情報、相手が考える前提)も考慮して、論理的に伝える技法がロジカルコミュニケーション。
PREP法#
P(Point:結論)→ R(Reason:理由): → E(Example:具体例) → P(Point:再度結論)
の流れで話す方法。
例:
結論(P):この提案を採用すべきです。
理由(R):コストを30%削減できるからです。
具体例(E):同様の施策を行ったA社では、年間2億円のコスト削減に成功しています。
再結論(P):したがって、当社でも導入を進めるべきです。